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2012年11月

2012年11月30日 (金)

心理アセスメントについて、思うこと。

現在、日本の心理療法は、「非指示型」が基本になっています。

日本のカウンセリングでは、「傾聴主義」と「心理アセスメント(心理テスト)」をメインにしています。

今回は、「非指示型の心理アセスメント(心理テスト)」について自分が感じてることを書いてみようと思います。



実は、カウンセラーの常識として、「心理アセスメント(心理テスト)の結果は、クライアントさんには伝えない。秘密にする。」と言うのが常識です。
しかし、クライアントさんにとっては、非常識なことなんですけどね。
だって、クライアントさんからしたら、テストの結果は知りたいじゃないですかっ!?



ではなぜ秘密にするのでしょうか?

カウンセラーの言い分はこうです。
「クライアントさんにとって、アセスメントやテストの結果は、クライアントさんにとって嫌な結果だった場合、クライアントさんに辛い思いをさせてしまう。クライアントさんを守る為に、アセスメントやテストの結果は伝えません。」
というのが、カウンセラーの言い分です。

確かにそうですよね。
クライアントさんを辛い気持ちにさせないことは、大変重要な事です。

いや、ちょっと待って!
クライアントさんを守る為ではあるのですが、実は、カウンセラー自身を守るためでもあるんです。
つまり、カウンセラーが嫌な思いをしないために、秘密にしているんです。



ある先生が、
心理アセスメントや心理テストの結果をクライアントさんに伝えなかった場合と、伝えた場合のその後の結果を調べた先生がいます。

その結果は、「心理アセスメントや心理テストの結果をクライアントさんへ伝えた方が、クライアントさんの問題解決の時間が早い。」という結果がでました。



ただし、カウンセラーの欲求で、分析結果をひけらかすのは、クライアントさんにとっては良くないです。

その見極めは、やはり、「クライアントさんの立場に立つ」ことが必要です。



心理アセスメントや心理テストの結果は、必要な部分はフィードバックした方が私は良いと思います。

面談カウンセリングで、私はある程度の心理テストをいたしています。

そして、その結果は、秘密にせず、クライアントさんにフィードバックしていきます。

2012年11月23日 (金)

傾聴について

現在の臨床心理学において、主流は「来談者中心(主義)療法」と「心理アセスメント(心理テスト)」です。



来談者中心療法は、別名「傾聴療法」であり、ほぼ…話を聴くだけのカウンセリングになります。

来談者中心療法を提唱したのは、アメリカの心理カウンセラー「ロジャース」という人です。

ロジャースは、傾聴を主軸に非指示型のカウンセリングをする事で、クライアントの自己治癒力・自己解決能力・自己実現を尊重しようという理念を提唱しました。



そのロジャースの来談者中心療法が日本に持ち込まれた時に、来談者を尊重することとは、「傾聴することである。」という解釈で日本の偉い先生が説明してしまいました。

しかし、自分がロジャースのビデオを見たとき、
ロジャースは、「来談者中心療法は傾聴することである。」と一言も言っていないことにビックリしました。

あくまでもロジャースが言っていたのは、「カウンセラーがクライアントに対して、指示(アドバイス)はしない」ということでした。

しかし、日本において、「来談者中心療法とは、傾聴することである。」という概念になっています。



また、傾聴カウンセリングの効果というのも、報告されています。
そうでなければ、世界のカウンセリング技法の主流にはなれなかったからです。

その効果は、
1.クライアントさんの「話を聴いて欲しい」という欲求を満たすことで、クライアントさんがリラックスできる。
2.また、その欲求を満たすことで、カウンセラーとクライアントの信頼関係が築ける。
3.クライアントさんの言葉を繰り返す事で、クライアントさんが自分の認知の歪みに気付くきっかけのなる。→クライアントさんの問題解決に繋がる。
4.カウンセラーが傾聴する事で、クライアントさんは「話を聞く事」を無意識の内に学習する。それによって、クライアントさんの日常での人間関係の改善に繋がる。
5.傾聴することは、クライアントさんを肯定することなので、クライアントさんの自己肯定感を引き上げる手助けになる。
などの効果があるそうです。



さて、クライアントさんの基本的な欲求は何か?と言えば、それは「話をきちんと聴いて欲しい」事です。
しかし、それはあくまでも、基本的欲求であり、それが「全て」ではありません。
実は、その欲求の根っこは、「助けて欲しい」ことであり、「話を聴いて欲しい」ことは、あくまでも、「話を聴いて欲しい」ことは、その一部なんです。

でも、傾聴主義カウンセリングでは、傾聴しかしません。
クライアントの「話を聴いて欲しい」ことには寄り添うことが出来ますが、「助けて欲しい」という根本的欲求には寄り添うことができません。

それがどういうことかと言えば、
現在、傾聴主義カウンセリングの一番多いクレームとして、「話を聞いてくれるだけで、何も問題が解決していない」というのが、圧倒的に多いことからも説明がつくと思います。



私のカウンセリング技法は、「心理分析」を中心にしています。
しかし、クライアントさんの「話を聴いて欲しい」という欲求に寄り添う為に、傾聴も取り入れ、また、
「問題を解決したい」というニーズに対応するために認知行動療法的な技法も取り入れた複合的なカウンセリング主義の「統合主義カウンセリング」をいたしております。
クライアントさんへの、あらゆるニーズに柔軟に対応していきたいと思っています。

2012年11月16日 (金)

けんささ・カウンセリング・ルームの基本的な方針は「受容する。」ことです。

自分がカウンセリング活動で…、重要視していることがあります。

それは、お客様のお話を「受容」するということです。

受容とは…「受け入れる(容れる)。」と読んで字の如くです。

受容の反対の言葉は、「拒否」です。拒否とは、拒み否定することですね。



人間の基本的欲求には、食欲・睡眠欲があります。

でも、人間関係における欲求のなかに、「分かって欲しい。」・「認めて欲しい」・「受容(肯定)して欲しい」という「甘えたい欲求」があります。

心理学の教科書の感情の定義のページには、きちんと「甘え」という項目があります。
そして、どこにも「甘えてはいけない」と書かれてはいません。
心理学の教科書に書いてあるのは、日本人が世界で初めて定義した、世界に誇れる感情である。と書かれていました。
実は、諸外国の心理学の教科書にも、「甘え」を「AMAE」と書いてあります。
日本人心理学者が「甘え」を概念化するまで、諸外国には「甘え」という概念はありませんでした。
つまり、「甘え」は日本の文化にはなくてはならない概念だといえます。



さて、「甘え」の感情はいつから出てくるのでしょうか?

赤ちゃんの頃は、無条件で何の努力もなく「甘え」られます。
しかし、1才を過ぎてシツケの時代がきます。
シツケの時代は、「頑張りなさい」・「甘えてはいられない」と親から突き放されます。今まで無条件で何の努力もなく甘えられていた時代が終わります。

そうすると、「甘え」させてもらう為に、親の求めるシツケを頑張ろうとします。

その成長過程において、「分かって欲しい。」・「認めて欲しい」・「受容(肯定)して欲しい」という感情が生まれてきます。



心理学の法則に、
子供時代に、親から充分に甘える事が出来た子供は、大人になると必要以上に甘えない大人になります。
逆に、子供時代に甘えられなかった子供は、大人になった時に、必要以上に甘える「甘ったれた大人」になるそうです。

それは、子供時代に充分に甘える事が出来るということは、「充分な甘え方」を学ぶことになります。
子供時代に甘えられなかった子供は「甘え方」を学べなかったので、大人になっても、甘え方知らないので、逆に甘え過ぎてしまいます。

また、子供時代に充分に甘える事が出来た子供は、精神的に満たされているので、大人になっても飢餓感は感じないので必要以上に甘えなくても、精神的に満たされています。
子供時代に甘えられなかった子供は、子供時代に飢餓感を学びます。この飢餓感は、「もらえない」という感情です。そうすると、その子供が大人になっても、飢餓感が抜けずに、いくら甘えても、「甘えさせてくれない。」という飢餓感に支配されて、甘えすぎてしまいます。

しかし、大人の社会は、「適度な甘え」は許されていますが、「甘えすぎる」ことはなかなか許されません。



人間には、「分かって欲しい。」・「認めて欲しい」・「受容(肯定)して欲しい」という欲求があります。

そして、人間はこの欲求を満たしてくれる相手に安心感を感じます。
それは、子供時代にこの欲求を満たしてくれたのは、「親」なんです。
この時、子供は「親の愛」を感じます。
子供は「親の愛」を感じると「安心感」を感じます。

大人になっても、「甘えの欲求」が満たされると…安心感を感じます。


子供時代に甘えられなかった子供は、大人になった時、

他人に「甘えの欲求」を満たして安心感を感じても、直ぐに飢餓感を感じてしまいます。そして、また、「甘え」を求めます。
結果、いくら「甘え」ても、なかなか満たされた感じがないので、甘えの要求が絶えません。それが、「甘ったれ」になる原因です。



自分がカウンセリングで大事にしたいのは、「受容」です。

その理由は、「受容」する事で、クライアントさんに、安心感を感じて欲しいからです。

現在の社会は、非常にシビアな社会・殺伐とした社会です。

そんな社会で生きていると、なかなか安心感を感じる機会が少ない…。
それが、今の日本で精神疾患(うつ病など)や、自殺率の増加などの問題を引き起こしています。

今の日本は、経済的には豊かになりましたが、心(精神)が貧しくなってきたのではないか?
そんな風に思えております。

そんな世の中で、「安心感」を感じる時間を提供したい…。
そんな思いから、カ「受容」を理念にカウンセリングをしていきたいと思っています。



また、カウンセリングを受けると、自然にカウンセラーのやり方を学ぶことにもなります。
自分のカウンセリングのやり方は「受容する」ことを大事にしよう思います。
つまり、自分がクライアントさんを受容した分だけ、クライアントさんは「相手を受容する」という事を、自然と学んで行かれます。
そして、クライアントさんが日常で、周りにいる人達を受容できるようになるため、楽な人間関係を築く事が出来るようになります。



また、子供時代に満たされず、大人になって、辛い思いをしている人も多くおります。

しかし、失われた子供時代を取り戻す事は、可能です。

「甘えすぎてしまう」ことに、自分を責めないで欲しい。



カウンセラーは、自分の感情は、クライアントさんに向ける事はありません。

でも、クライアントさんはカウンセラーへ、感情を向けていただいて、構いません。

「投影を引き受ける」ということは、カウンセラーとして必要になりますから。
自分は、クライアントさんの「飢餓感」を引き受けます。
※ただし、カウンセリングの時間外はお断りさせていただきます。

子供時代に満たされていないクライアントさんは、
カウンセリングの中で、「満たされた」という感情を充分に感じて欲しい。
その「満たされた」という感情が、失われた子供時代を癒してくれます。
失われた子供時代を癒すと、もう大人になって辛い思いをしなくても、大丈夫ですよ。
※必要であれば、「インナーチャイルドセラピー」も合わせてオススメいたします。

2012年11月 9日 (金)

はじめまして!心理カウンセラーの「けんささ」です。

はじめまして。

「けんささ・カウンセリングルーム」で
心理カウンセラーをしています「けんささ」こと「佐々木賢」です。

Img_3324

あ、くれぐれも、
教育・社会臨床学評論家の「佐々木賢氏とは別人であり、一切関係はありませんので、お間違いのないようにお願いします。

恋愛・夫婦関係・職場の人間関係・親との関係・精神疾患に関する悩みなどを中心に心理カウンセリングしています。

得意分野は…「愚痴を聞く」ことと「夫婦関係」の悩み相談は得意な分野です。

さて、このブログでは、今まで自分が学んできた心理学や、日々のカウンセリング業務で気になった心理学のネタを
書いていこうと思っています。
(基本的には毎週金曜日更新の予定でいます。)

これから、よろしくお願いします。

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